ハイゼットの荷室、自分だけの秘密基地。 外は静かな夜。今日はポータブル電源に頼らず、あえて固形燃料の揺らぐ炎で米を炊くことにした。

道の駅で手に入れた地元のタコ。 これをぶつ切りにして、出汁醤油と共に米の上へ。 固形燃料に火を灯すと、チロチロという微かな音と共に、車内に香ばしい匂いが充満し始める。 この「待つ時間」こそが、車中泊の贅沢だ。

蓋を開けた瞬間、湯気と共に広がる磯の香り。 ふっくらと炊き上がったお米と、鮮やかなタコのコントラスト。 味は言うまでもない。静寂と一緒に食べると、少しだけ特別になる。